仕事をゲーム化してみたけど、どうしたら良いかわからない
仕事をやっていてもつまらないと思うことはありませんか?
今の辛い仕事をお金のため、家族のため、と責任感で乗り切る管理方法は限界に来ています
私たちは、子供の頃、親に「ゲームばっかりしていないで勉強しなさい」と言われませんでしたか?
内側から「面白い」「やってみたい」と仕事で思えるような仕組みづくりをゲーミフィケーションと言います
実際のビジネスの現場では、企業の目的とゲームで達成される目標がマッチしていることが絶対条件です
どうやったら、そんな仕事にゲームの要素を取り入れれば良いかわからないと思います
これから説明していく内容は以下の3つです
- ゲーミフィケーションのメリット
- ゲーミフィケーションを成功するのに必要な要素
- ゲーミフィケーションを失敗しないための運用方法
参考書籍
ゲーミフィケーションのメリット

- ストレス軽減
- 組織の活性化
- 公正な評価システムを作りやすい
- やる気が上がり生産性が向上
ストレス軽減
私たちの仕事のストレスは、強制、退屈、プレッシャーによってもたらされます
- 上司に命令されて業務をする
- 仕事が単調で面白くない
- ノルマがあって不安になる
ゲーミフィケーションを活用することによって、自分の意思でゲームに参加します
ノルマの不安は、チーム戦にすることで、貢献しようとプラスの力に変えてくれます
また、アバター(ゲーム内の自分の分身)設定することで、悪い状況の場合にはアバターに逃げることで、ストレスを軽減することが出来るのです
組織の活性化
ゲームをチーム戦で行うと、力になりたいために意見を言い合うようになります
会社では、上司や先輩の意見が優先されやすいですよね
会社の成果に直結しない意見が採用になってしまうこともあるのではないでしょうか?
公正な評価システムを作りやすい
仕事をゲーム化するには、早いフィードバックが必要です
例えば、工場で何か商品を手作業で作っているとします
その商品の数と時間の速さを競っているとゲームです
件数と作業時間が終わった時や作っている最中にわからないとゲームとして成立しないですよね?
必ず、どのくらいの成果を出したかを「見える化」することができます
また、今まで見えていなかった成果が見えるようになることで、公正な評価システムを作ることができます
やる気が上がり生産性が向上
仕事をゲーム化することで、楽しくなります
そして、自発的な行動をするようになるために業務改善も進んでいきます
ゲーミフィケーションを成功するのに必要な要素

ゲーム成功は「チーム化」
成果主義で、組織がうまく機能しない場合、足の引っ張り合いが生まれ、人間関係はうまくいきません
自分がうまくいかないのだったら、人のことを邪魔した方が楽ですからね
組織がうまく機能したとき、日本人は特に帰属意識が強いです
そして、責任感もあるので、目標に向かって頑張るようになります
チームのために貢献したいから、意見を言い合うようになるため目標に向かって一体感が生まれるのです
動機付け要員
ゲーム内の勲章
ゲームの中である一定の成果を挙げたときに勲章や賞賛を与えます
例えば、ディズニーランドのキャストは、ゲストに対して素晴らしい接客をすると指導員からスターカードが貰えます
社員の行動を賞賛する仕組みを作ることで、モチベーションアップを図っています
コミュニケーション
意見を交わすことが増えるために、仕事の満足度が上がります
人間は社会的な生き物なのでしゃべることが大好きです
他者の承認
SNSが普及する理由の一つとして、承認欲求が満たされていないのだと思います
ゲームの仕組みに他者を認めることを促すようにすると、多くの人がゲームの参加するようになるのです
具体的にどんな要素をゲーミフィケーションに取り入れれば良いでしょうか?
ゲーミフィケーションの3要素
- 課題
- 報酬
- 交流
課題
チームの目標を設定します
個人の目標にしてしまうと、ノルマになるのでプレッシャーが大きくなるのでダメです
一番大きい目標の前に小さなゴールを用意しておくと、参加者のやる気を維持できます
ゲームのクエストでいきなりラスボスに挑むようなゲームはないですよね?
報酬
商品や賞金を高額にすると後が続かなくなります
あくまで達成感を味わえるように、ゲームを設計する必要があります
例えば、名誉や感謝をメンバー間で行うようにすると、よりやる気が出るようになります
交流
自分たちの部署だけではなく、他の部署の方々にも参加してもらったり、みてもらう事で交流が生まれます
チーム内で結束を固めるために集まったりすることで、より一層いい組織を作り上げるきっかけになります
ゲーミフィケーションを失敗しないための運用方法

ゲームで上司には管理者になってもらう
上司がゲームに参加するとうまくいかないことが多いです
参加者は、ゲーム内で対等な立場でいることで成立します
上司がゲームに参加すると、プレッシャーや不安が増長してしまうので、表彰してもらうときに出てきてくれると権威性ももたらすことができますね
失敗する上司の特徴
著者の経験上、ゲーミフィケーションがうまくいく上司といかない上司がいるそうです
失敗する上司は、社内の管理ルールをゲームでも適応させようとします
ゲームにする事でのメリットを活かせないまま、参加者がやる気が起きずに参加しません
逆にうまくいく上司は、著者のやることに口を出さずに徹底して任せていました
ゲーム以外の業務に関してはかなり厳格な方でも、楽しんで成果も出しているからとかなり協力的だったそうです
ゲームの運営に対して、任せる姿勢がみられない場合にはやらない方がいいかもしれません
ルールはシンプルに
一度の説明で理解できるくらいにシンプルな方がうまくいきます
ルールが複雑だと、参加者のハードルが高くなってしまいます
運営する側が説明をはっきりさせ、円滑にゲームをしてもらうと組織は活性化していくのです
ルールをしっかり作る
チーム戦でポイントを獲得するゲームをしている場合には、ポイント獲得条件をはっきりさせます
意図しないポイント獲得方法がないか?検討しないとグダグダになってしまいます
ルール変更する場合には、全員納得する形でするように話し合いをするようにしましょう
上から目線で運営しようとすると参加者がいなくなります
成果が出ない人のためのスモールゴール
成果が出なくて、無力感にならないようにする必要があります
営業をやって間もない新人だと周りと同じ成果を得られません
営業を行なった件数(成約件数ではなく)努力賞、新しい商品の紹介をできるようになったら技能賞などを途中に設けておくとやる気を維持することができますよね
命令ではなく、自主性に委ねる
今までの会社の方針と同じようにトップダウンで命令すると、うまくいきません
参加するのも、運営するのも本人に選ばせるようにします
参加してくれない人も楽しそうにしている姿を見ると、やりたくなるものですよね
まとめ

- ゲーミフィケーションのメリットは、やる気アップ、ストレス軽減、評価しやすくなる
- 上司にはゲームに参加してもらわずに、表彰する役割を任せる
- ゲームはあくまで自主性を重視する
参考書籍には、著者が実際に企業で行ったゲーミフィケーションの事例も載っています
興味ある方は手に取ってみるのはどうでしょうか?
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