【書評】CHANCE 犬飼 ターボ〜人生を成功させるには、学び続ける

モチベーション

人生をもっと良くしたい。成功したいと思う方はいませんか?

著者 犬飼 ターボ 『CHANCE』

今だけAmazon Kindle unlimited2ヶ月で99円で読み放題になっています。

人生には、お金を稼げば幸せになれると思っている人は多いです。しかし、実際はそうではありません。お金を稼いでも幸せになれない人はいるのです。じゃあどうすれば良いのかと言うと、本書の結論は、人生を成功させるには、人格を育てることが大事です。

自分のことだけを考えて相手に損をさせてやろう。自分の取り分をいかに多くするか。このように考えていては、人生を成功させることは出来ません。例えるなら、バケツに救った海水をどれだけ多くもらえるかで相手を欺いたりしているようなもの。お金はたくさんあるのだからいっぱい分け与えるようにならなければならないと本書では言っています。

お金だけでは決して埋まらない豊かさを手に入れるために必要なことを学べる一冊になっています。

この記事で分かること
  • 『CHANCE』内容
  • 人生の成功に必要なこと
  • 人間関係のトラブルを避ける方法
  • 自分に優しくすることの大切さ

あなたはビジネスを成功したいですか?人生を成功させたいですか?

メンターである弓池が主人公卓也に初めて問いかけた質問です。主人公はビジネスの成功の先に人生の成功があると考えています。

しかし、これは間違いです。なぜならビジネスに成功してお金を稼いだとしても幸せになれていない人もいるからです。

例えば、家族を蔑ろにしているお金持ちの人は、家に帰っても居場所がなかったりします。家庭のために自分の時間を顧みずに働いていたとしても人生の成功にはつながらないこともあるのです。

人生を成功させるには、学び続けること

卓也は、弓池にビジネスのことを教えて欲しかったのです。弓池は卓也に課題を出して、クリアしたら教えることになりました。その課題が利益を出している経営者10人に話を聞きにいくことでした。

一人の経営者に話をなんとか聞ける事になって、残り9人の経営者もその人が紹介してくれる事になりました。ここでクリアかと思いきや次の課題はホームレスの方と一晩過ごす事でした。

その課題もクリアした卓也は、生き残った経営者とホームレスになった人の違いについて考えました。

それは、自分の力でどうにか出来ると思えるかどうかの違いだと考えました。経営者の方々に共通していることは、諦めなければ何とかなるということです。逆にホームレスの方々は、バブルが崩壊してしまってどうにもならなかったなど、外的要因によってどうにもならなかったと言っていました。

卓也は自分にもホームレスの方々のように人や環境のせいにしている事に気づきました。

人の話を聞いて、自分の頭で考え、実践することで新しい気づきを得ることがあります。ここで大事になることは実践、つまり行動に移すことです。

相手の話を聞いているだけでは何も変わりません。私たちは、話を聞いただけで分かった気になってしまいます。ただ、そこからどう行動に繋げていくか。実践があって初めて学びになる自分の血肉になるのです。

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失敗の機会を取り上げない

失敗の機会を取り上げない

失敗は本人にとってとても勉強になることが多いです。しかし、部下や子供に失敗の経験をさせないで先回りしてしまうこともよくあるのではないでしょうか。

それは彼らにとって学びの機会損失になってしまうのです。自分の方が経験があって失敗するかもと思っても、相手に考えさせて失敗したら何がよくなかったのかを自分で振り返させることも大事ではないのだろうか。

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仕事は何をするかより誰とやるかの方が大事

卓也は、整体院を弓池と共同経営する事になってパートを採用するために面接をしました。どんな人がいいか明確に決まっていないまま採用してしまったのです。案の定トラブルとなり解雇することになったのですが、不要な金銭を要求されてしまい、弓池が払わなければならなくなりました。

この時の弓池の教えが仕事は『何をするかよりも誰とやるかのほうがずっと大事だから慎重に決めなければならない』という事です。いい人に巡り会えたら自分は何もせずに店は回ります。逆によくない人に会ったら店にとって人間関係が悪くなるなどマイナスになることもあるのです。

どうやって人を決めればいいのかと言うと、自分で基準を明確に持っていることです。例えば、プライベートで会っても良い人の基準は、

  • 自分を前向きにしてくれる人。
  • 自分が助けたいと思える人。
  • 約束守ってくれる人。

逆に絶対会いたくない人は、

  • 愚痴しか言わない。
  • 時間にルーズ。
  • 自分勝手な人。

自分の中で基準を持っていると迷いもなくなり、スムーズな人間関係を築くことができます。

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人を生かすも殺すも自分次第

卓也が整体院を成功させ2店舗目をオープンさせるときに副院長を雇う事にしました。理由は、卓也が2店舗目に専念できるように1店舗目を任せる事が目的です。

彼は、自分の頭で考えて行動するよりもルールに則って行動する事が得意な人でした。卓也は自分が考えて出来ることをこの人は出来ないのだろうとイライラして相手に辛く当たっていました。

その事について弓池は「人には適材適所がある。ルールや仕組みをちゃんと作ってあげればうまくやれたのではないのか?」とアドバイスしました。

マニュアルやルールがはっきりしないことで人によって仕事のやり方が違ったり防げるミスも出ていました。

出来ないことを人のせいにせずに自分に出来ることを探す。相手が気持ち良く働ける分野を知ることが大事なことを気づかせてもらったと言うことですね。

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許すことの大事さ

許すことの大事さ

卓也が自分のミスによって弓池に迷惑をかけてしまうことに落ち込んで、自分を責めていました。その時に弓池は「自分をいじめすぎてはいけないよ。ミスに気づけたことをしっかり褒めようね。」

「自分に優しく出来ない人は、他人に優しくすることは出来ないよ。」

自分のコップの中に水がなく乾いていたとしたら、他人のコップに水を注ぐことは出来ないです。まずは、自分のコップの中に水をたくさん入れるには、自分を許すのが大事と言うことですね。

逆に、自分を責め過ぎてしまうと自分を批判するのが嫌になって、行動しなくなったり、逃げぐせがついたりします。

つまり、自分を許すことで前進し、成長する事が出来るのです。

CHANCE〜書評・まとめ

CHANCE〜書評・まとめ
  • 人生を成功させるためには、行動することで学びを深めることが大切
  • 何かをやるときは自分の基準を明確にして人を選ぶ
  • 自分を許すことは人格を育て行動力を上げる事ができる

お金を稼ぐことよりももっと大事なことがある事に気づかせてくれる本でした。

著者 犬飼 ターボ 『CHANCE』

今だけAmazon Kindle unlimited2ヶ月で99円で読み放題になっています。気になる方はぜひ手に取ってみるのはどうでしょうか?

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