成功したい。人がどう思っているのか気にしすぎてしまう。自分の言いたいことが言えないと思うことはありませんか。
著者 星 渉「心が強い人」の人生は思い通り神メンタル
今だけ2ヶ月99円で本読み放題Amazon Kindle Unlimitedで読めます。
本書では、何をやっても上手くいかない人と、思い通りに上手くいっていない人の違いはメンタルの強さと言っている。上手くいっていない人は、周りのことを気にしすぎてしまって、他人が動いてほしいように動いている。つまり、他人の人生を歩んでいる。
それに比べ、著者が8000人以上の夢の実現やプロデュース経験からうまくいった人はメンタルが強く、自分の人生を歩んでいる。そして、メンタルは後天的に作れるのだ。
メンタルを後天的に鍛える方法や未来を切り開くために必要な行動力を上げる方法などの内容になっている。
今うまくいかないと行き詰まりを感じている方には力になる本だ。
未来の自己評価の公式
未来=目的地✖︎手段✖︎メンタル
優先順位は目的地→メンタル→手段
優先順位の理由
目的地を明確にしていないとどこにいけばいいのか分からなくなってしまう。例えば、カーナビを使ってドライブ行きたいけど、どこに行っていいのか分からなければ走れない。闇雲に走ったところで自分のなりたい姿にはなれないのだ。
目的地がわかったけど、どうやってそこにいけばいいのだろうと思うだろう。ただ、メンタルが弱い状態だと「どうせ私にはできない。」「そんなの無理。」とできない理由を探す。
そうじゃなかったとしても、強いメンタルで目的地がはっきりしていれば手段は自然と目に入ってくるようになる。カラーバス効果というものがある。これは、自分が意識しているものが自然と目に入りやすくなることだ。例えば、自分の車が赤の車だと、道を走っている車がやたらと赤い車が多いなと感じるのは意識しているから。
つまり、自分にとって今必要なことが分かればそれを手に入れるための手段は勝手に目に入るようになるので、手段は優先順位でいうと一番低いのだ。
じゃあ、メンタルが先に来てもいいのではないだろうかと思うかもしれません。これから、神メンタルを手に入れるためには目的地を明確にする理由を説明していく。
今の自己評価を上げるために、未来の自己評価を描く
自己評価とは自己肯定感✖️自己効力感
神メンタルを獲得するには、高い自己評価が必要。自己評価が低い場合だと、どうせ何をやっても上手くいかない。とやる前から諦めてしまう。逆に自己評価が高い人は、自分の未来は自分で切り開くことが出来るとセルフイメージが高いのだ。
自己肯定感とは、自分のありのままの姿を受け入れていく。成功しようが失敗しようが自分の価値は変わらない。
自己効力感とは、自分はやればできる。小さなことでも成功体験を重ねていくことで培われる。
未来の自己評価とは、自分が今思い描く理想の姿のことだ
なぜそれが、今の自己評価を高めるために必要なのかというと、未来と今の自己評価のギャップを治そうとするためである。
例えば、
今の自己評価→怒りっぽい
未来の自己評価→感情的にならずに、笑顔を大事にする。
実際にとった行動が、パートナーとケンカした時に感情的に怒ってしまった。自分は笑顔を大事にしているのに怒ってしまっている。そうならないために何が必要なのだろうかと行動できるようになるのだ。
つまり、自分の理想の姿が未来を作る上で最も大事な目的地。それをはっきりさせるには具体的に何をすればいいのだろうか。
未来体験ノート
人間は、最も恐れているのが死だ。それを避けようと無闇に危険を冒さずに安全な場所にいようとすることを心理的ホメオスタシスという。これを利用して、未来体験ノートに記載したことが現実で、実際に起きたことのギャップを埋めようとするのだ。
自分の未来を半年後、1年後、3年後、5年後に紙に書いていく。そこで注意すべき点がいくつかある。
- 完了形で書く(〜になった。)
- 測定可能な目標
- 制限をかけない
目標を完了形で書く理由は、〜になりたいだと今はなれていないということを認めることになる。未来体験ノートの目的は、自分が理想としている姿と実際の行動の違いを正そうと脳を騙すこと。だから、実際になれていないことを認めてはいけないのだ。
自分には無理かもと思っていると、本当になりたい姿をノートに書けない。そうなると、未来体験を書いている意味がない。とりあえず最終目的を5年後に書いて、スモールな目標を3年、1年、半年と書くことでやれることがはっきりする。つまり、やることを分割するのだ。
自己評価を高めるためにやるべきこと
アファメーション→なりたい姿を紙に書く
自己評価を高めるために行うアファメーションを行う上で注意すべきことがある。
- 現実的に可能なこと→年収300万円から来年には1億円と考えても自分で否定してしまう
- 肯定的な言葉を使う→✖︎タバコをやめる。◎禁煙する
- 現在完了形にする→〜なりたいはダメ。
- 臨場感を出す→自分が理想的になった時どうなっているかを映像になるまでイメージする
- 朝と夜2回ずつ書く
自分で疑っているようではダメ。なりたい姿になっているのが当たり前でそうなっていないと安全ではないと脳に錯覚させるのだ。そのためにはアファメーションを習慣化させる。
習慣化させるにはどのようなことに気をつければいいだろうか。
習慣化のコツ
今ある習慣にくっつける
今行っている習慣とセットでやることで心理的負荷を減らすことができる。例えば、寝る前に歯磨きをした後に、アファメーションをやる。そうすると、朝、夜2回実行することになる。
それでも続けることが難しいと考えた人は、やることを減らしてみましょう。歯磨きをした後にノートを開くことを習慣にする。書くかどうかはその時に決める。もし、書かなかったとしても習慣が継続したことにするのだ。私たちは、物事を達成することが大好き。書かなければ意味がないと思わずに、習慣作りを優先させるべきなのだ。
少しずつやれることを増やしていくことが習慣化のコツの一つである。
やらないことを決める
新しい習慣を始めるときに時間がないことが多い。今の生活で無駄がないか見てみる。
『夢をかなえるゾウ』という本の中でも習慣を作る上で最も大事なのはやめることを決めることと言っている。集中力や時間は限られている。その中で何が大事で何がいらないかをはっきりさせないと、労力がかかる習慣作りを乗り越えることは出来ないのだ。
やらないことを決めない限り、自分にとって何が大事なのかが分からないままなのだ。
捨てるべき言葉を使わない
「でも、だって、だめ、出来ない、わからない。難しい」
これらの言葉を使っていると、出来ない理由を探すクセがつくからである。
私たちは、自分には出来ない理由を探すことに関しては一流だ。だから、使わない言葉を決めないとすぐに習慣が途切れてしまう。
また、『話し方が9割』という本の中で、「でも、だって、できない」を使っている人は相手といい関係を作れないと書かれている。この言葉たちはマイナスな印象しか与えないからだ。対人関係で大きなストレスを抱えている人は、新しい習慣を身につけようとしても難しい。なぜなら、習慣作りは体力がいるのに仕事もして、ストレスも抱えているのに新しいことしようとは思わないのではないだろうか。
対人関係のストレスを抱えないためにも使わない言葉を決めるのは大事なことなのだ。
神メンタルの書評・要約・まとめ
- 未来を決めるには、目的地を明確にする
- 目的地を明確にするには、自分のなりたい姿を未来体験ノートに書く
- 脳を騙して、アファメーションで自己評価を高める
- 習慣化のコツは、やめることを決めるのと今ある習慣にくっつける
著者 星 渉「心が強い人」の人生は思い通り神メンタル
科学的根拠に基づくメンタルの鍛える方法がたくさん書かれている。
今だけ2ヶ月99円本読み放題Amazon Kindle Unlimitedで読めます。気になる方はぜひ手に取ってみるのはどうでしょうか?
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