こんな方にオススメ
- コミュニケーション能力を上げたい
- 自己肯定感を上げたい
- 周りの人に好かれたい
この記事を読むと得られるメリット
- コミュニケーション能力が上がる
- 苦手な人との関わり方がわかる
- 話が上手になるがどういうことかが分かる
私たちは、よく「何をしゃべっていいのかわからない」、「どういう風にしゃべればいいのかわからない」と思う事はありませんか?
本書で書かれている内容は、日常的な会話。
家族、恋人、上司、同僚、友達との会話です。
アナウンサーやお笑い芸人のようなプロの話し方は入りません。
スキルは一切入りません。大切なのはマインドです。
これから、「人は話し方が9話」結論からなぜ、そうすることで会話がうまくいくようになるかを説明したいと思います。
結論
- 話し方とは、マインドである。
- 話し方が9割は聞き方が9割である。
- 好かれることよりも嫌われないように話をする。
話し方とは、マインドであるとは?
私たちが目指すコミュニケーションって何ですか?
話が上手な人っていうと、プレゼンがうまくてみんなを率いるのが上手い人。
例えがうまくて、笑いを取りまくる人だと思っていませんか?
そのようなスキルは全く入りません。
大切なのは、相手に話しやすい空間を作ってあげれば、あなたの話を喜んで聞いてくれます。
例えば、自分の話を否定しまくる、高圧的な態度で聞いてくるような人が相手だった場合に、あなたはどう思いますか?
「それは違うでしょ?」「何言ってるかよくわからない」
すべての人はこのような状況で自分の気持ちをうまく話すことはできません。
だから、話を聞いているあなたが否定しない空間、肯定感のある空間を作り出すのです。
話をするときのルール
- 否定しない(正論よりも肯定してくれる人を相手は好きになる)
- うなずく(自分の話を聞いてくれる人を相手は好きになる)
- プラストーク(前向きな話をする人の側にいたくなる)
なぜのこのルールがいいかと言うと
人間の3原則
- 自分が1番好き
- 自分のことをわかってほしい
- わかってくれる人が好き
自分が一番好き
修学旅行の写真を見たときその当時好きだった女の子を1番最初に見つけた人はいますか?
地球上に自分の写真以外を一番最初に見つけた人はいません。
つまり、誰よりも自分が一番好きなのです。
自分のことをわかってほしい
人間は共感してほしい生き物です。私たちも自分のことをわかってくれることをいつも期待してます。
わかってくれる人が好き
人は笑わせてくれる人よりも一緒に笑ってくれる人が大好きです。
常に、相手を否定しないし、相手に否定させなければ、自然とコミュニケーションは上手になります。
そうは言っても嫌いな人と接する機会もあると思います。
本書の結論は、嫌いな人とは必要以上に話さなくていい。反応しなくていい。
私たちは、どうしても苦手なことを克服することに注意を向けてしまいます。
しかし、時間は有限なので嫌いな人のために時間、好きな人に好かれるための大切な時間どちらを使いたいですか?
話し方の9割は聞き方である
著者は、たこ焼き屋を経営していたが従業員とのコミニケーションが取れていなかった。原因は著者のコミニケーションの仕方であった。
具体的に自分がしゃべるときは、自分の意見を通す。人の話を聞かない。
そうすると従業員は全く言うことを聞いてくれません。
そこでコミュニケーションの仕方をまず相手の話を聞くから始めた。
「私」から「私たち」へと一体感が生まれ、従業員の意識が変わっていき、自分たちで考えて行動するようになった。
ここでの教訓は、自分の話を聞いてくれない人の指示は聞こえない、届かない
相手に9割しゃべらせる「拡張話法」とは?
- 感嘆「へぇ〜〜♪」「マジっすか〜??!」絵文字×10倍
- 反復 解釈を加えずそのまま返す(相手の話を記憶に残りやすい)
- 共感 「そうだったんですか。」「大変でしたね。」深いイメージ
- 賞賛 「さすが♪」「素敵です♪」「やばいっすね〜〜!?」絵文字×10倍
- 質問 「それからどうなったんですか?」「それ大丈夫だったんですか?」
無意識でできるようになるために
スマホの待ち受けにする
トイレや天井に紙を貼る
ほめる時のコツ
- 「やっぱり」をうまく使う 「やっぱり、ここがいいね」
- 独り言で言う 「本当にこの料理うまいんだよな」
これを使うと本当に思ってくれているというのが出ますよね。
初対面の人に名刺をもらったら仕舞わない
ひたすら会話の中で、「〜さん」と使うようにする。
覚えるし、会話の中心が相手になる。
そして、名前を覚えている人は愛される。
例えば、田中角栄元総理は、有権者の名前を覚えていることが有名です。
ロッキード事件で田中氏が逮捕された後も有権者は誰も悪口を言わなかったそうです。
好かれることよりも嫌われないように話をする
- 余計なことを言わない
- 正論を言うときは、相手と同じ目線で言う
- 悩んでいる人にポジティブな言葉いらない
- 4D(でも、だって、どうせ、ダメ)
- 年下や後輩にもしっかり丁寧に
- 言い訳せずに謝罪と感謝
余計なことを言わない

私、犬飼ってるんですよ。

私、犬嫌いなんです…
例えば、相手がペットで犬を飼っているけど、あなたは犬が嫌いだったとして相手にそれを伝える必要はありません。

私、犬飼ってるんですよ。

そうなんですか!飼い主によく似るって聞きますけど、実際どうなんですか?
正論を言うときは、相手と同じ目線で言う

私は、朝誰よりも早くきて、頑張ってるんですけど誰も評価してくれないんですよね。

朝早く来たって評価されることじゃないよ。
自分が言われた経験だとすれば相手も受け取りやすくなります。実際は言われてなくても

私は、朝誰よりも早くきて、頑張ってるんですけど誰も評価してくれないんですよね。

そうなんだ。私も昔先輩に言われたことがあって「評価する側が何を大事にしているか考えたことがあるか?」言われて、確かにって思って相手のして欲しいことを見るのがとっても大切だと思ったんだよね。
悩んでいる人にポジティブな言葉いらない

今仕事辛いんですよね…

まだ初めて1ヶ月でしょ?大丈夫!!!
共感してあげるか、一緒に考えましょう。

今仕事辛いんですよね…

そうなんですね。辛いんですね。それなのにちゃんと仕事に来てくださってありがとうございます。
4D(でも、だって、どうせ、ダメ)
マイナスな言葉があとに続きます。意識的に使わないようにすると前向きになります。
年下や後輩にもしっかり丁寧に
年上の人にこびへつらうと言う意味ではなく、弱い立場の人間に対する態度が横柄だと嫌われます。
言い訳せずに謝罪と感謝

何で、こういうことになったのですか?

やろうと思ってたんですけど、〜さんに先にこっちをやって欲しいって言われてやってたら忘れてしまって・・・
最初に謝罪しとくのが無難。怒る人も嫌な思いをしているし、少なからず、あなたのことを期待しているから怒ってくれているのです。しっかりとそこについて感謝しましょう。

何で、こういうことになったのですか?

申し訳ありません。仕事の優先順位を〜さんに確認すればよかったですね。ご指摘ありがとうございます。また何かありましたら、ご指導よろしくお願いします。
まとめ
コミュニケーションで大切になってくるのは、マインドです。
私たちはどうしても話の上手さをプレゼンで上手い人、笑いをとるのが上手な人を連想してしまいがちです。
そうではなくて、自分の好きになって欲しい人を否定せずに、肯定した空間を作るために全力で聞きます。
そして、好かれることよりも嫌われないような話し方をすることが大事です。
コミュニケーションでお悩みのかたは是非「人は話し方が9割」 著 永松 茂久
お手にとってみてはいかがですか?
また、他にも、雑談で何を話せばいいのかわからない方は、
「雑談の一流、二流、三流」の記事をみてみてはどうでしょうか?
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