何か特別なスキルを手に入れたいと思う事はありませんか?
『悩む力』こんな人にオススメ
- アイディアをたくさん出したい
- 人間関係をよくしたい
- 仕事で成果を出したい
クリティカルシンキングは私が最も重要視している考え方の一つです
悩む力
メンタリストDaiGoが最も大事にしているスキルの一つがクリティカルシンキングです。
クリティカルシンキングとは直訳すると、批判的思考です。揚げ足をとるような考え方なの?って思ったかもしれませんが誤解です。
クリティカルシンキングは二つの事柄を比較して判断するいう意味です。悪い印象を抱きやすいのでクリティカルシンキングと言っています。
クリティカル・シンキングとは?
正しい情報をもとに合理的な結論見つけ出すスキルを意味します。
悩む力
クリティカル・シンキングの考え方
1目の前の問題に関する証拠と論理の流れを正しく把握し、そこに関わる人たちの感情も適切に解釈する
2自分が考える論理や証拠の中に隔たりがないかを確かめる
悩む力
今抱えている問題の根拠になっていることがあっているか?自分の気持ちに左右されていないで判断していないかを疑います。

周りの人達の感情も考慮するというのが意外ですね
人間は生存本能としてバイアスという思い込みがあります。例えば、新しい場所に行こうとする時『ここは危険かもしれない』と思うことで敵に遭遇するリスクを下げることが出来ます。著者メンタリストDaiGo『突破力』でもバイアスから逃れるためには様々なテクニックを使わないとすぐに、思い込みに支配されます。バイアスから逃れる方法の一つがクリティカルシンキングですね。
クリティカル・シンキングで得られるメリット
- キャリアの成功に役立つ
- 物事を決めるのが上手くなる
- 自分をよく理解できるようになる
- 人間関係をよくしてくれる
- フェイクニュースにだまされにくくなる
- 発想力が広くなる
キャリアの成功に役立つ
FYA(若者の学習改善を図る非営利団体)が発表するに、世界的企業がこれから必要な能力として挙げているのが
第1位 デジタルリテラシー 伸び率 212%
第2位 クリティカル・シンキング 伸び率 158%
世界経済ジャーナルが発表する第4次産業革命の時に必要な能力として挙げているのが
第1位 複雑な問題を解決する能力
第2位 クリティカル・シンキング
「正解のない時代」と呼ばれているこれからは、物事の前提を疑うことが必要なので、本質を見抜くためにクリティカル・シンキングが必要ということです。
物事を決めるのが上手くなる
例えば、買い物をするときに、これ欲しい!!となったときに
- 本当に欲しいのか?(特定)
- 別の商品を考えなくて良いのか?(代替)
- ストレスが溜まっているせいで買いたくなっていないか?(思い込みの確認)
一度立ち止まって考えることで、後悔するような買い物を減らすことが出来ます。
自分をよく理解出来るようになる
心理学で、「自分を理解している人ほど、仕事のパフォーマンスが高く、人生の幸福度も高い」という考え方を、セルフコンセプト・クラリティーと言います。自分に問いかけをする時にはwhy「なぜ?」を使わないようにしましょう。理由は自分を責めてしまうからです。
例えば、
何で、ケンカになってしまったのか?
→私が言ってはいけないことを言ってしまった
何で、その言葉を言ってしまったのか?
→ついカッとなってしまって・・・。
どうしても、whyを使うと、自分を追い詰める表現になってしまいます。じゃあどうすれば良いかというと、what「何?」で質問します。
何がケンカの原因なんだろうか?
→私の言い方が良くなかった
言い方の何がいけなかったのか?
→仕事をしていない奥さんを見下している言い方
whatは、自分ではなく、問題に対して質問をしているから前向きに解決するようになります。無駄に自分を責めないようにしましょう。
人間関係を良くしてくれる
1相手の情報の空白に気づける
2聞き上手になる

昨日〜っていう映画見に行ったんだけど、すごい面白かったわー。
映画ってどんな内容?何でこの話をしてきたんだろうか?

そうだったんですね。ちなみにどういうところが面白かったんですか?

漫画が原作のラブストーリーで配役が完璧だったのが特に良かったんだよ!
ラブストーリー?一人で見にいくかな?

それはいいですね。誰と一緒に行ったんですか?

実は、彼女が出来たんだよ
空白に気づくことで相手の喋りたいことをうまく質問出来ているのが分かりますよね
[要約]超影響力〜歴史を変えたインフルエンサーに学ぶ人の動かし方
書評 人の心を動かす傾聴のコツ 人間関係が良くなる3つの決まり
フェイクニュースにだまされにくくなる
マサチューセッツ工科大学がTwitterを調べた研究によれば正確な事実が1000人以上に拡散する事はほとんどないのに対し、フェイクニュースが多い時で100,000人レベルの拡散するケースが珍しくない。
悩む力
フェイクニュースは事実に比べて拡散力が10倍にもなります。
私たちは、フェイクニュースと事実を見定めるためにクリティカル・シンキングを学ぶべきです。
発想力が広くなる
クリティカルシンキングは、当たり前だったことを前提を疑うことで、新たな発想を作り出すことができるスキルです。
例えば、自分がやっている仕事に対して、「何でこれをやっているのだろうか?」「別のやり方がないだろうか?」と自分に問いかけている人は新しいアイディアを出せますよね
- キャリアの成功に役立つ
- 物事を決めるのが上手くなる
- 自分をよく理解出来るようになる
- 人間関係を良くしてくれる
- フェイクニュースにだまされにくくなる
- 発想力が広くなる
ソクラテス式問答法
- 明確化の質問
- 前提調査の質問
- 証拠の質問
- 視点の質問
- 影響と結果の質問
- 疑問の質問
ソクラテス式問答法を行うときは、紙に書き出すか自分で一人二役になって質問してみてください。人によってはパートナーに聞いてもらうことで自分の考えを深掘り出来ることもあります

私は、紙に書き出すと思考が湧いてきますね
明確化の質問
この問題の本質的なところはどこですか?
具体例を挙げるとどういうことですか?
この問題を解決するゴールは何ですか?
私はお金持ちになりたいという目標があるとします。
お金持ちになって、何がしたいですか?(具体的に)
→お金持ちになって周りから認められたいです。
周りから認められるには、お金がなければダメですか?
→他にも方法はありそう。
自分でさえ今まで気づいていなかった重要なことを浮き彫りにしてくれます。
前提調査の質問
それは、やらなければいけないことですか?
今やっている方法以外はないですか?
自分の考えたことを調べてはいませんか?
今置かれている状況の前提が本当に適切かどうか疑います。
例えば、仕事がつまらないけど辞められないと考えているとします。理由は、次の仕事は年収が下がってしまうからです。
年収が下がってしまうのは、根拠はあるのですか?
→調べてはいないけど、世間でよく言われているから。
仕事は会社に勤める方法以外にないのですか?
→フリーランスで働いたり、バイトで働く事はできます。
自分で考えていると、選択肢は一つしかないと思いがちです。著者水野敬也『夢をかなえるゾウ』でも何かを始める前には、まずは何か一つやめてみることと言っています。前提を疑うことは大切ですね。
証拠の質問
証拠となった情報は本当に正しいですか?
情報源はどこですか?
反証は探しましたか?
信じていることが根拠があるのか、リソースがどこなのかを明確にする質問です。
例えば、コロナはお湯を飲めば治るという情報が流れてきました。
その証拠は合っているのですか?
→医療機関で調べたと書いてあります
その情報ははっきりどこが出したか調べましたか?
→調べてません。どこが言っているのか分からないです。
フェイクニュースに騙されずに、情報の信頼度を図るための質問です。
視点の質問
別の見方はないですか?
長所と短所は何ですか?
一番得をするのは誰ですか?
他の視点で見ることで、新たな側面を見出すための質問です。
例えば、仕事の上司が報告を逐一しないとうるさいと考えていたとします。
報告をマメにするメリットとデメリットは何ですか?
→メリットは上司が進捗を管理しやすい。デメリットは、自分の時間を奪われる。
上司の立場からすると、報告してくれるとどんな風に思う?
→仕事が自分で見えるようになるので、安心する。報告を自分からマメにしてくれると信頼したくなる。
自分のことしか考えられないことがあったら他人の視点を取り入れてみるのはどうでしょうか?
影響と結果の質問
もし、今やっていることが上手くいったら、いかなかったらどうする?
今やっていることで、何か影響はあるのか?
この結果は何が原因だろう?
影響や結果を考えることで、今やっていることを続けるか別のことをやるかを選ぶための質問です。
例えば、副業でブログをやっています。
もし、今やっていることが上手くいったら、いかなかったらどうする?
上手くいったら、今の仕事を辞めてフリーランスとしてやっていく。いかなかったら別の副業YouTubeやってみようかな?
今やっていることで、何か影響あるのか?
→ブログをやることで知識をアウトプット出来る。分かりやすくするにはどう説明すれば良いかというライティングスキルも身につく。失うものは時間。
進退に迷ったときに振り返る質問です。
疑問の質問
なぜこのポイントが重要なのだろうか?
今の考えになったのはいつからだろうか?
今完全に振り出しになったら何をやるのだろうか?
質問にどう答えていいか分からないと考えた時にする質問です。
例えば、「ブログ副業をやっていてうまくいかなかったらどうするのか?」という質問に答えられなかったとします
なぜ、ブログ副業をやろうと思ったのか?
→お金だけでなく、自分にスキルを獲得できるものがいいと考えたから
今の考えになったのはいつからだろうか?
→仕事をやっていて、上司にバカにされたのが悔しくて負けたくないと思ったから
自分が行動するようになったきっかけを思い出させてくれます。質問の答えが見つからない時にする質問です。
- 明確化の質問
- 前提調査の質問
- 証拠の質問
- 視点の質問
- 影響と結果の質問
- 疑問の質問
悩む力の要約・まとめ
- ソクラテス式問答法は紙に書くか一人二役でやる
- 自分に問いかける時には、what『何が?』を使う
- 人間関係を良くするには空白に気づき質問する
私たちが、今まで考えてもいなかったことを深掘りしてくれるクリティカルシンキング。
今から正解のないこの時代に頭1つ抜けるための重要なスキルといえます。
本を読んでいるだけでは身に付きません。私は自分の悩みに質問を当てはめて使っています。
悩む力 メンタリスト DaiGo著
クリティカルシンキングに興味がある方はぜひ手にとってみてください。
重要なスキルで言うと『ACT』というのがあります。ACTはネガティブな感情になった時に無理なく、ニュートラルに持っていってくれる技術です。
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