自己奉仕バイアスとは、成功したら自分のおかげ、失敗したらや他人や環境のせいにして物事を客観的に判断できなくなる思い込みのこと
私たちは、何か失敗したり、嫌なことがあったりするとそのことを認めるのは難しいです。
気づかないうちにかかってしまうのがバイアスの怖いところです。
なぜ、自己奉仕バイアスにかかってしまうのか?を知ること自体がかからないための対策となります。
それは、高すぎる自尊心が原因です。
なぜ、高すぎる自尊心が原因になるかをこれから説明していきます。
自己奉仕バイアスの原因は、高すぎる自尊心
自尊心とは?
自尊心とは、他人からの評価ではなく、自分が自分をどう思うか、感じるかである。
Wikipedia
私たちは、自尊心があることは、自分に自信があり何でもやればできると思っていませんか?
自尊心が高い人のデメリット
- 自分に厳しい
- 他人の評価に惑わされる
自分に厳しい
自己批判をしすぎてしまいます。
そして、常に自分には何かが足りないように感じてしまいます。
他人の評価に惑わされる
実際は、自尊心が高い人は、周りに自分は自信があるように見せることに必死で自分に自信がなく、失敗を恐れてしまっているのです。
例えば、仕事ができる人を想像してもらうと、それを評価しているのはその人自身ではなく、周りの評価です。
自尊心が高い人は、自分が高く評価されていないと見る目が無いとかセンスがないなどと周りを厳しく批判します。
つまり、他人のせいにしてしてしまう自己奉仕バイアスは、自分が傷つかないように失敗することを認められない人がなってしまうのです。
失敗を認めるようになるには?
失敗を認めるようになるには、自分のいいところ、悪いところを認めて受け入れ自分に優しくすることです(セルフ・コンパッション)。
理由は、自己批判が厳しい人は、失敗すると「何をやっているんだこのノロマが!」と自分を責めてしまいます。
それを繰り返していくと、それを拒絶するようになります。「私は悪くない!悪いのは、先生の教え方が悪かったのだ」と。
自分に対して親友に声をかけるように優しくすることで、前進する力をくれます。
「誰でも失敗はあるよ。これを糧に次頑張ればいいじゃない」
失敗をしないするのは不可能です。受け入れて、前に進むためにはセルフ・コンパッションが必要なのです。
セルフ・コンパッションとは?
セルフ・コンパッションとは、ありのままの自分を受け入れ、優しく言葉をかけることです。
構成要素は3つからなります。
- 自分に優しくする
- 世界を共有する
- あるがままに感じる
自分に優しく
自分に優しくするのはなかなか難しいです。ただ、友達に対して同じように自分にもと思えばできるのではないでしょうか?
世界を共有する
今私たちが苦しい思いをしているときに他の人も同じように苦しい思いをしている。
自分だけが苦しい思いをしていると感じると辛くなります。
あるがままにに感じる
ネガティブな感情を感じると、外に追い出したくなります。
そうすると、感情は大きくなり私たちの心を蝕んでいきます。
「私は今失敗をして悔しいとか情けないと思っていることを感じている」
そうすることで、思考と心に距離が生まれネガティブに囚われなくなります。
セルフ・コンパッション自分に対して、親友に声をかけるようにすることで失敗を受け入れられるようになります。
もし、セルフ・コンパッションに興味がある方はこちらの記事をどうぞ。
まとめ
自己奉仕バイアスの原因は、自尊心が高いことで自己批判を繰り返し、失敗を受け入れられなくなってしまうことです。
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