【書評】セルフコンパッション〜あるがままの自分を受け入れる

ストレスと感じやすい、人と比較して凹む、相手に何か言われるとすぐに怒ってしまうことありませんか？

セルフコンパッションとは、自分に思いやりを持って接することです

そうすることで、失敗を恐れなくなったり、行動力が上がるなどのメリットがあることが今の科学では証明されています

著者クリスティーン・ネフ　セルフコンパッション〜あるがままの自分を受け入れる

著者のクリスティーン・ネフはセルフコンパッションの研究の第一人者です

実体験をもとにセルフコンパッションを使って、数々の苦難を乗り越えてきました

本書では、エピソードや実際にどうやってセルフコンパッションを使っていくかが具体的に書かれています

『セルフコンパッション〜あるがままの自分を受け入れる』の書評・要約をまとめていきます

この記事を読むことで得られるメリット

セルフコンパッションとは？

セルフコンパッションとは、親友が失敗した時に励ますように自分自身に優しく声をかけることです

例えば、「失敗しちゃったね。でもいつも、頑張ってるから大丈夫だよ。」

「そんな時もあるんだよね。つぎは、上手くいくよ。頑張って乗り越えていこうね！！」

などと温かい、優しい言葉を自分自身にかけることです。

セルフコンパッションの三つの要素

マインドフルネス

今この瞬間の自分の感情に気づくことです

例えば、友達に、「お前、マジでキモいよ！！」と言われたとします

あなたが「ふざけるなよ」と言い返すのはマインドフルネス出来ていません

なぜ、感情に気づかなければならないかというと、行動を選択する時間を確保するからです

ということに気づくことで、相手に何を言うかを選べますよね

立ち止まるには、どうすればいいかというと瞑想です

瞑想することによって、自分が今考えている妄想に気づくことできるようになります

瞑想について興味ある方はこちらの記事を参考にするのはどうでしょうか？

苦しくて本音を言えないをなくす　今すぐ出来るアサーション

自分が起きていることは、他の人にも同じことを体験している

自分に不幸なことが起きると、自分だけがそのような思いをしていると感じます

自分だけではなく、他の人も同じような思いをしていることが分かると孤独感がなくなり、気持ちが楽になるのです

例えば、著者のクリスティーン・ネフ氏の子供は自閉症です

健康な子供よりも両親の負担が大きいところがあるので、不安に押しつぶされそうになります

セルフコンパッションでは、自分だけが苦しい思いをしているわけではなく、他の人も同じような思いをしてる事を思い出させてくれます

別の家庭では子供が、いじめにあってしまった受験に失敗してしまったなどと不安や苦悩を抱えて生きています。

つまり、自分だけではなく、周りにいるすべての人々が問題を抱えて生きています。

著者は自分で「普通」の子供というレッテルを貼ったことでより苦しく感じてしまいました

それに気づくことで、「自分たちだけが苦しい思いをしてるわけではない。未来がわからないことを不安に感じるのは当たり前でしょ。子供のことを愛しているのだから」と自分が苦しでいたことを受け入れやすくなります。

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自分に慈悲の心を向ける

自分に優しくすることで、失敗を恐れなくなり行動力が上がります

自己批判をすることがなくなるからです

「大丈夫。この後に何をするかが大事だし、自分でちゃんと反省しているんだから」

と優しくすることで、立ち向かう勇気を手に入れます。

セルフコンパッションの復習です

自己批判は有効であるか？

自己批判をすると失敗を恐れるようになります

理由は、次にどうすれば良いかと前向きに考えられないからです

例えば、仕事でやったことないことをやって上手くいきませんでした

その時に自分は何てダメな人間なんだ、こんな自分は価値がない責めてしまいます

自分が出来ることしかやりません。自分の能力の範囲を知ることは大事です

しかし、成長はしません。

自己批判してはいけないのならどうすれば良いでしょうか？

自分に対して慈悲の手紙を送る

自分がよく出来たことや前向きに取り組めていることに感謝の手紙を書くのです

人に感謝してもらおうとするのは難しいですよね

そんなときに、寝る前に自分自身を労わるように手紙を書きます。

このように、自分が言われたい言葉を自分にかけてあげることで自分も大切な存在であることを自覚することができます。

私たちって、自分のことを大事にすることを忘れてしまいますよね

自分には、優しくされる価値があるのです

自分はどのような言葉をかけて欲しいか？がわからない人は自己分析が必要です

自己分析で、自分はどのようなことを大事にしているのか？

理想の姿はどのようになりたいかが分かった方がいいです

こちらの記事を参考にしてみてはどうでしょうか？

書評　メモの魔力　自己分析でやりたいことを見つけ実現させる方法

マントラを唱える

私は苦しみを感じています

苦しみは人生の一部である

私は、自分に優しくしていいだろうか？

私は、セルフコンパッションを受ける価値がある

セルフコンパッション〜あるがままの自分を受け入れる

私は苦しみを感じています

マインドフルに自分の感情を受け入れています。抵抗してしまうと負の感情は大きくなってしまいすよ

人間は忘れることが苦手です

例えば、今からシロクマのことは考えないようにしてください

シロクマのことを以前よりも考えるようになってしまいしたよね

負の感情が自然と収まっていくのを待つようにしてください

苦しみは人生の一部である

楽しいことや嬉しいことを際立たせるためにも苦しみは、人生の中で大切なのです

例えば、料理が全て甘かったらどう思うでしょうか？

塩味や辛味が効いている料理があった方がより甘さに旨味を感じると思います。

人生も同じです。苦味があることで、自分がいかに恵まれているかを感謝することができるのです

私は、自分に優しくしていいだろうか？

自分自身に慈悲の心を向けてください。

『優しくすべき』というよりも、疑問にすることで受け入れやすくなります

例えば、子供の頃親に「宿題をやりなさい」と言われるとやる気が無くなりましたよね

人間は正しいことでも、自由を奪われて命令されると抵抗するように出来ています

優しくするのは、あなたの自由ですよというイメージです

あなたが大切に思う人を思い浮かべたときに、抱いた感情と同じかそれ以上にあなたは大切で愛おしい存在なのです。

私は、セルフコンパッションを受ける価値がある

私は、優しくされるだけの価値があることを認めてましょう

自分に優しくすることに抵抗がある人は、子供を想像してください

子供は、出来る事が少ないです。しかし、不完全な存在でも愛おしく大切ですよね

何か理由があって、優しくされる存在ではないのです

ただいてくれるだけで、あなたには価値があるのですよ

自信をつけたい方、不安に振り回されないようになりたい方はこちらの記事をどうぞ

「要約」自信がなくても行動すれば自信は後からついてくる

【書評】究極のマインドフルネスをまとめ・要約・感想〜悩みをなくす

まとめ

「自分はなんてダメな人間なんだ」

「誰でも出来ることをが出来ないなんて、情けない」

などと自分を責めてしまうことはよくあると思います。

しかし、自分や周りの人にとって良い選択ではありません。

それは、人は言葉でできています。じゃあどうすれば良いか？

セルフコンパッションを実践し、ありのままの自分自身を受け入れて友達を励ますように声をかけてあげましょう

私も、セルフコンパッションを実践する前は、自分には価値がなく、周りの人と比較してしまい落ち込んでいました

しかし、人と比べることには何の価値もないことがセルフコンパッションで気づくことができ、私が存在するだけで価値がある人間であることを認めることができました。