ネガティブな感情を活かす方法〜「ネガティブな感情が成功を呼ぶ」

メンタル

いつも前向きに生きなければならない

ネガティブな感情は悪いものと思っていませんか?

日本人の90%は遺伝的にネガティブな感情になりやすいです

不安や悲しみを避けることは出来ません。それならば、

力に変えることで、私たちの人生をよりいい方向に導ければいいと思いませんか?

著者トッド・カシュダン、ロバート・ビスワス=ディーナー 『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』

2人のアメリカポジティブ心理学の権威が書かれた名著を要約します

『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』の内容

第1章 幸福を求めるほど不安になるのはなぜ?

第2章 快適な生活がもたらしたもの

第3章 嫌な気分にはメリットがある

第4章 ポジティブな感情には落とし穴がある

第5章 マインドフルネスにとらわれるな

第6章 ネガティブな感情は反転する

第7章 ありのままの自分とつきあう

ぽこにゃん
ぽこにゃん

私は、怒りや不安の感情を抱いたときの活かし方を知ることで、『ネガティブな感情を逆にどう使ってやろうか』と思うようになりました。

もし、ネガティブ感情を活かす方法を知らないでただ不快な思いをしているのは損ですよね

一人でも多くの方が『ネガティブ感情の活かし方』知って欲しいです

得られるメリット

メリット
  • 不安や怒りの感情になっても、前向きに物事に取り組める
  • ネガティブな感情の活用法
  • 積極的に挑戦することができる

ネガティブな感情を活かす方法

怒りを感じたら取るべき行動

1リスクをとる

怒りを感じたら、普段とれないリスクを取ることが出来ます

なぜなら怒りは、可能性の限界を知ろうとするのです

怒りを感じたグループとそうでないグループに難病の治療を行うときに助かるかもしれない

しかし、失敗した場合にはたくさんの方がなくなるという質問をしました

怒りを感じたグループの方が挑戦した方がいいと答えています

自分のことじゃないからリスクを取らなかったと思うかもしれません

ただ、自分が病気で手術をするとしたら、しないと助からないなら危険をおかしますよね

怒りは結果を自分でコントロール出来る、リスクを取ることに価値があると前向きに考えられるようになります

大事なのは、挑戦に対するリスクの大きさを正確に図ることです

そのためには、感情に惑わされずに客観的に見ることが必要ですね

感情に惑わされずに、客観視する方法

『反応しない練習』マコなり社長オススメの本を要約・実践してみた

【書評】究極のマインドフルネスをまとめ・要約・感想〜悩みをなくす

2正しい怒り方をする

怒る時の3ステップ
1怒りをあらわにするかを自問

怒りを相手に出すことが有効な状況なのか確認する

2不快感の通告

「私はいま感情が高ぶっていて失礼してしまうかもしれない」と言う

相手に聞いてもらう準備をさせる

3怒りの温度をコントロール

有効な温度で、怒りの感情を表に出す。説き伏せる時には、温度は低め。

怒りを抑えなければいけないこともあると思います

アンガーマネジメントに興味ある方はこちらの記事を参考にするのはどうでしょうか?

【書評】はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック

罪悪感

恥の意識と罪悪感の違いとは?

恥の意識とは、悪いことをしてしまった自分に対して抱く感情です。

例えば、私はお金がないので万引きをしてしまいました。

「こんな万引きをしてしまう自分なんて本当にだめな人間だ」

と思ってしまうことです。

これに対して、罪悪感は悪いことをしてしまった行動に対して抱く感情です。

例えば、私はお金がないので万引きをしてしまいました。

どうして、万引きをしてしまったのだろうか?

どうすれば、万引きをせずに済んだろうか?

と考えます。

恥の感情は人格を攻撃しています。解決のためにどうしたらいいかを考えられません

人に原因を求めても、問題は残ったままになってしまうのです

それに対して、罪悪感は行動にフォーカスしています

何が問題なのか?どうしたら次同じことを繰り返さないのか?を省みることが出来ます

抱いた感情が自分の人格か行動どっちに向いているかを考えた方が良いです

ぽこにゃん
ぽこにゃん

問題解決する時には、何が問題か?どうすれば良いか?と考えるのがいいですね

私たちはよく自分を責めてしまいますよね

無駄に自分を責めないようにするためにセルフコンパッションというテクニックがあります

セルフコンパッションとは、「親友を励ますように自分に対して、優しく声をかけてあげることです」

詳しいセルフコンパッションのやり方に興味ある方はこちらの記事を参考にするのはどうでしょうか?

【書評】セルフコンパッション〜あるがままの自分を受け入れる

不安

危険がないかを確認する

問題を発見して危険を事前に取り除くことが目立たないが、爆破直前に犯人を取り押さえるヒーローと同様に賞賛されるべきだ

ネガティブな感情が成功を呼ぶ

不安な時は、注意力が上がっています。不安を感じやすいとは悪いことと思いますか?

答えはNOです!!

要するに、有利になる使い方をしていることが大事になってきます

脅威を、今「存在する」か「存在しない」か、だけで考えてはいけない。大きな脅威というのはゆっくりと始まって知らぬ間に進行し、気づかれることなく煙を発し、突然エスカレートするケースが多い。脅威の芽うちに発見することがいかに重要かを考えてみよう。不安を持つことが良いことだとわかると、対立や不快感などについても、人々が楽に話せるようになる。

ネガティブな感情が成功を呼ぶ

管理者は、危険に敏感に反応できる人は会社にとって重宝されます

経営者は楽観的な人が多いです。心配なところを進言することで、信頼を獲得することも出来ますね

自分の思った本音を相手に伝えるアサーションというテクニックがあります

アサーションは、私は〜と思っていますとアイメッセージで相手に受け取りやすく伝えることが出来ます

私が思っていることを相手は否定しづらいですよね?

アサーションの方法

苦しくて本音を言えないをなくす 今すぐ出来るアサーション

現代人に多い快適中毒

快適中毒とは?

生活が快適になればなるほど、不都合だと思えることに対してこらえ性がなくなる

ネガティブな感情が成功を呼ぶ

つまり、生活で不便や面倒なことを避けるようになってしまうのです

なぜ、快適中毒になってしまうのか?

便利な世の中になればなるほど、快適を感じる範囲が狭くなってしまうからです

例えば、携帯がない時代では、待ち合わせをするのに決まった場所以外では難しかったです

それでも、それが当たり前で不便を感じませんでした

今ではスマホによって、待ち合わせの場所を変えることも出来ます

そして、「退屈」を避けれます。

豊かな生活に向かうほど、ネガティブな感情から逃げるのです

快適中毒がもたらす弊害

快適中毒のデメリット
  • 心の不快感に耐える力がなくなる
  • 自己否定をする
  • 子供たちにとっても有害

心の不快感に耐える力がなくなる

不快感を避けようとしても、出来ない時はあります

その時に堪える力がないと困ることが多いんではないでしょうか?

例えば、友達と意見が分かれてしまったら受け入れられないと、人間関係が悪くなってしまいます

不快感を避けるよりも「不快感を耐えられる力が私にはあること」を知るほうが有益です

人間関係で不快感に耐える力を手に入れるには傾聴が必要

相手の話を聞くことですね。相手の意見に傾聴すると、今まで気づかなかったことを知れて、成長します

自分にメリットがないと、堪えるのは難しいですよね

傾聴を高める方法

知らないと損する〜人間関係がラクになる聞く力を鍛える方法

書評 人の心を動かす傾聴のコツ 人間関係が良くなる3つの決まり

自己否定をする

ネガティブな感情を感じるときに私たちは、その思考の全てだと思い、自分を否定します

例えば、子供が泣き止まないと、うるさいなと思って、そんな自分は冷たいとか怒りっぽい人間なんだと思うのです

しかし、その時はそう思っていただけであって、あなたはそんな冷たいとか怒りっぽい人間ではありません

大切なのは、その時の感情を観察することです

良いや悪いで判断せずに、「イライラしている感情がある」と感情が存在している事を認めて下さい

自己否定しないための方法

『反応しない練習』マコなり社長オススメの本を要約・実践してみた

知らないと損する悩み事を考えすぎて疲れたとならないようにする方法

子供たちにとっても有害

親は皆、試練やフラストレーションや失敗が子供の「知的成長」を促す信じているが、それらが「心の成長」にとって有益であることがわからないようだ。

ネガティブな感情が成功を呼ぶ

「子供たちは学校に行きたがらない」と親は口にします

実際は、親が心配で仕方がないのです。

子供たちが不満や失敗しないような行動を促します

彼らにとって逆境が必要であると大人たちは分かっているはずです

しかし、乗り越えて得られる『耐える力』が必要なことを知らないのでしょう

まとめ

この記事のまとめ
  • ネガティブ感情を活かす方法がある事を知る
  • ネガティブ感情があるのを観察する
  • 快適さを求めるだけでは、耐える力は付かない

私たちは、ネガティブな感情は『コントロールができない』、『悪いもの』として見ないようにしています。

幸福学研究のディーナー博士は

80%のポジティブと20%のネガティブ時間を有益に使える人は、仕事でも学問でも成功し、豊かで幸福な人生を歩める

ネガティブな感情が成功を呼ぶ

と言っています

『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』の内容

第1章 幸福を求めるほど不安になるのはなぜ?

第2章 快適な生活がもたらしたもの

第3章 嫌な気分にはメリットがある

第4章 ポジティブな感情には落とし穴がある

第5章 マインドフルネスにとらわれるな

第6章 ネガティブな感情は反転する

第7章 ありのままの自分とつきあう

人生を自分の力で豊かにしたいと思っている方は、読んでみるのも良いかもしれません

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