自分は何をやっていいのかわからない。仕事に不満があって辞めたいけど、どうやって見つければいいかわからないと思う方はいませんか?
本書『やりたいこと探し専門カウンセラーの日本一やさしい天職の見つけ方』では、著者の中越裕史氏が人生の命題「10年後、自分は本当に今のままで幸せだろうか?」を問いかけるために始めたやりたいこと探し専門心理カウンセラーの経験から天職の探し方を書かれています。
人生の多くの時間を占める仕事を何の基準もなく決めるのはかなり危ないのはわかると思います。ただ、私たちは今やっている仕事を何となく決めてしまってはいないでしょうか?そこでこのままでいいのだろうか?と漫然と不安になっているよりも自分はどういう仕事をしたいかが分かっていた方が迷いが少なくなります。
その迷いを少なくするための『やりたいこと探し専門カウンセラーの日本一やさしい天職の見つけ方』は
今だけ2ヶ月99円で読み放題Amazon Kindle Unlimitedで読めます。内容が気になる方は本記事をご覧ください。
- やりたいこと探し専門カウンセラーの日本一やさしい天職の見つけ方の要約
- 天職の見つけ方
- 天職につくまでの動き方
[紹介]世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方を要約してみた
天職とは?

天職とは天から授かった仕事。この仕事以外ないと思えるほど相性の良い仕事のことです。そんなこと言ってもよく分からないと思います。
だから、天職と適職の違いを見て天職を明確にしていきます。
天職と適職の違い
天職とは、仕事をやっていく中で挑戦したい、充実感を味わいながらやっていきたいと思える仕事のことです。
適職は、自分の能力に合っているという感覚を味わい、ストレスが少ない職場のことです。
その違いをはっきり理解した上で、どのようなライフワークを目指すかを決めるのは、私たち自身です。
例えば、仕事で自分が成長したいと思うのであれば天職。仕事よりも趣味を優先したいのであれば、適職。
つまり、自分がこれからどのように生きていきたいかを知る事が大事なのです。

仕事の価値観はそれぞれなので、真面目に仕事を優先しなければと思わずに自分の気持ちが大事です。
天職の3つ要素
- 内発的動機付け
- 自己決定要因
- 意味への意志
内発的動機付け
内発動機付けとは、自分の心の中でやっていて楽しいと思えることです。
逆に、周りからやる気を出すために行われることを外発的動機づけと言います。例えば、給料を上げて仕事のやる気をアップさせることです。これをやっても少しの間は、やる気が上がりますが、人間は慣れてしまうので、元に戻ってしまうのです。
自分がやっていて面白い、充実感が高まるという思いは、仕事のモチベーションを給料アップよりも高めてくれるのに効果的なのです。
やっていて面白いことしかやりたくないと言うのは甘えだと考えるかもしれません。確かに社会経験が少ない若い世代の人たちが、楽しいことしかやりたくないというのは、もう少しいろんな知見や経験を重ねることで今の仕事に楽しみを見出すことはあるかもしれません。
ただ、著者のクライアント。30代〜40代の社会経験が豊富な方々たちが「自分の今の仕事を面白いと思えない。これからあと10年以上やっていくことに不安を感じる。」と言っています。
つまり、それだけ内発的動機付けは天職探しにおいて重要なファクターと言えるのです。
書評 メモの魔力 自己分析でやりたいことを見つけ実現させる方法
自己決定要因
人間の幸福度を上げるには、自分の人生は自分でコントロールできる感覚を持たせることが今の科学で証明されています。そして、天職を決めるのは、自分でなければいけません。
例えば、あの人に言われたからこの仕事に就いた。などと考えていては嫌な事が起こっても自分の力で切り開こうと思いません。必ず環境や周りのせいにするでしょう。
そのような他責思考では、転職を見つける事はできません。
どんなに仕事選びで不安があったとしても、決断は自分でするのです。
意味への意志→自分の人生ややっていることを意味のあるものにしたい
人間は、他人を助けたり、社会に役立っているという感覚を抱くと幸福度が上がります。ただ、天職探しにおいては、自分の価値観を大切にしましょう。
自分は、どんな姿になりたいのか?理想の姿とは何か?を問いかけが大事です。例えば、自由を獲得したい。周りに感謝される生き方をしたいとかです。
自分のなりたい姿を目指すための行動は、充実感を味わうための重要な要素と言えるのです。
[要約]幸せになりたいなら幸せになろうとしてはいけない・まとめ・書評
天職の見つけ方

未完の行為を探せ
未完の行為とは、自分がやり遂げていないこと。やっている途中のことを言います。
死ぬ瞬間の5つの後悔に書かれていたのは、人間が死ぬ時に最も後悔を感じるのは、もっと何かをやっておけばよかった。周りの目を気にしすぎて自分のやりたいに正直になれなかったということです。
つまり、まだやっていないという感覚は人を突き動かすモチベーションになるのです。
やろうと思っていたけど、まだやっていないことあるのではないでしょうか?
そんなこと言っても、自分には出来ないと諦めてしまったこともあるかと思います。ここで大事なのは出来るかどうかは関係無いのです。どうせ出来ないと考えるよりもどうやったら出来るのかを考えるべきです。
出来ない理由を考えるよりも出来るように考えることに力使ってみましょう。
[要約]悩む力 メンタリストDaiGo クリティカルシンキングを使いこなせ
どんなタイプの人間か?
- 一人で黙々タイプ(職人、技術職、研究職)
- 大人数で能力を発揮する(営業、企画)
- タイプ狭く深く関わるタイプ(webデザイナー、ライター)
自分が仕事をするときに人とどうやって関わりたいかをはっきりさせることで、天職見つけ出すヒントになるはずです。
どんな服装で働きたいか?

この本で私が今まで考えていなかったところです。
自分が働くときに、スーツ、作業着、私服、ジャージどのような服装で働きたいのか。著者は典型的なもやしっこです。なので、最初に働いていたガテン系が着るような作業着が全くしっくりきていなかったそうです。
服装は人の雰囲気や価値観を示す指標になるのです。自分が働いている時、どのような服を着ているのかイメージしてみてはどうでしょうか。
天職に就くまでの動き方

コントロール2分法(目標を自分がコントロール出来るものにする)
目標を立てるときに私たちは、自分がコントロール出来ないことを立ててしまう事があります。例えば、SNSのフォロワー数を〜人にすることです。それはいくら努力しても達成できない可能性がありますよね。
つまり、やれば必ず達成できる目標にしなければなりません。例えば、フォロワー数を増やすために
- 投稿数1日一回必ずする。
- 週に一回競合調査する。
- 毎回自分の投稿を分析する。
自分が影響できる範囲をはっきりさせ、その内側の目標を立てることが天職を探す時に必要なのです。
高校生でも年齢を気にする
著書の中で、高校生がもっと早くにダンスの練習をしておけばよかった。もう遅いよねと言っています。
やりたいことを探すときによく聞くのが、もう私は歳だからということです。確かに就職する時に年齢は若い人ほど求められるスキルよりも将来性を持って採用される事が多いのかもしれません。
ただ、今が一番若いです。そして、若さはないかもしれませんが、経験があります。自分に持っていないことを嘆いて、やらないよりも自分に今あるものでどうやって出来るようになるかを考えるべきです。
年齢を言い訳にしてやらないよりも、今が人生で最も若いのだからやらないのは勿体無いと考えるのはどちらが充実した人生を送れるでしょうか。
自信がない人は疑う能力
自信がない人はマイナス方向には絶対の自信を持っています。
「私は、絶対に上手くいかないです。だって今までがそうでしたから。」
自分の選択に自信を持ってしまうのは、危ういです。もしかしたら違うかもとマイナスの面を疑ってみる事が大事です。
じゃあ本当に今まで一つもうまくいっていないのかというとそんな事はないはずです。
そして、今までと違う行動を5分だけやってみるのが良いです。いきなりポジティブになって大きく変化させようとしてもうまくいかなくなって自信を失います。
自信はなくても行動すれば後からついてくるという本に書かれているのは、行動する時の恐怖を乗り越えて行動を重ねることが本当の自信を手に入れる事だと言ってます。
まずは小さく行動してみましょう。
書評・要約のまとめ

- 天職を見つけるには、自分が面白いと思うこと、自分の価値観に合っているものを自分で決める
- 天職を見つけるには、やり遂げていないと思うものを思い浮かべる
- 天職を探すには、年齢を言い訳にせずに、目標をたて小さく行動する
やりたいこと探し専門カウンセラーの日本一やさしい天職の見つけ方は
今だけ2ヶ月99円で読み放題Amazon Kindle Unlimitedで読めます。是非手に取ってみるのはいかがでしょうか?
コメント