何で怒ってしまったのだろう?感情をコントロールできなかったと後悔することはありませんか?
はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック 著者 安藤 俊介を書評します
日本で初めての怒りの癖を把握するアンガーマネジメント診断が購入特典がついています
本書の結論は怒りのパターンを知ることで、事前に対処し、改善する事で怒りの感情とうまく付き合うことが出来るということです
- 自分の怒りの癖の見つけ方
- 抑えきれなかった怒りの対策
- 怒らない様にするための方法
怒りの感情をコントロールするのは難しいです。ただ、自分のことを知っているかどうかによって対処の難易度は変わってくるのではないでしょうか?
人前で感情をコントロール出来ないのは未熟

周りで感情的になる人を見ると、「あんな風に怒っているなんてちょっと大人気ないな」と思ってしまいませんか?
ただ、自分のことになると怒りをコントロールすることは難しいです
なぜなら、自分が怒る時のパターンを知らないからです
怒るクセを知れば、事前に対処し、改善する方法も分かるので、怒りの感情とうまく付き合えます
私たちが目指すのは、①怒る時に相手に上手に伝えること、②怒る必要のない時に怒りを鎮めることです
リーダーとして、感情をコントロールできないのは、評価を下げる原因になってしまいます
怒りをコントロールするには、怒りの要素と癖を知ることから始まります
怒りのは2次感情

怒りは自分の悲しみ、不安、嫌などの感情の後に起こります

すみません、夜更かししてしまい、寝坊しました

今日は、大事な打ち合わせと言ってあっただろう!!
怒っている人は、大事な打ち合わせがあることを事前に言ってあったのに、裏切られたという悲しみで怒っています
自分の怒りをコントロールするには、1次感情を理解することが大事です
自分がイライラする時は、どんな感情になってから起きるのかを知れば対策が出来ます
[紹介]もうイライラしない!怒らない脳を要約してみた 怒らなくなる方法
1次感情の例
本気で努力したのに認めてもらえない
→相手に期待している
→(自分よりも高い評価の人に)嫉妬している
自分のことを周りがどう思っているかに囚われてしまうのは、承認欲に振り回されているからですね
人格を否定されたような気持ち
→自分に自信がない
→自分を守ろうとしている
人格を否定されているではなく、行動を改善した方がいいと指摘されているだけです
怒りの癖は〜するべき

自分の〜するべきに反する行為に怒りを感じます
理由は、自分の正義を否定されていると思うからです。例えば、私は挨拶を大きな声でしない人を見るとイラッとすることがあります
私は、挨拶はしっかり声を出すべきと思ってしまっています
自分の癖を知るためにアンカーログをつけます

自分の大事な価値観を否定されたと感じると怒りたくなりますね
アンガーログ
自分がどういう時に怒るかを記録します
- 怒りの点数
- 自分に変えられるかどうか?
- 重要度はどれくらいか?
自分でコントロール出来る | 自分でコントロール出来ない | |
重要度低い | 気が向いたらやる | 無視 |
重要度高い | すぐに対処する | 話し合う、人に頼む |
怒りの対策

怒りのボキャブラリーを増やす
「ムカつく、最悪」だけだと怒りをコントロール出来なくなります
語彙力がない人ほど、怒りをうまく使いこなせません
憤慨している、激怒している、ふつふつと怒りが込み上げるなどその状況を正確に言えると、冷静に怒りを見ることが出来ます
ボキャブラリーが少ない人はどうすれば良いかというと
- 読書する(文字にたくさん触れることが出来る)
- 文字に起こす(自分の言いたいことをまとめる。ノートに書く、Twitter)
- 会話する(人と話すと自分の言いたいことをすぐにまとめる力がつく)

人と会話する事で幸福度も上がるから一石二鳥ですね
自分と価値観が違うことを受け入れる
私たちは、自分と違う意見を聞くとイラッとすることがあると思います
自分と相手は違うところがあることを受け入れ、同じところを意識してみる様にします

私も自分のルールと違うと怒ってしまうので、相手の意見のいいところはどこか見る様にしています。
まとめ

- 怒りは2次感情であり、1次感情が何かを把握する
- 怒りの原因は〜するべきという思い込み
- 自分と相手は違うことを受け入れる
怒りの感情を細かく言語化することで、正確に自分の気持ちと向き合う様になれます
アンガーマネージメントに興味がある方は手に取ってみるのはいかがでしょうか?
コメント