「要約」自信がなくても行動すれば自信は後からついてくる

メンタル

自信があったらうまく行くのに、自信をつけるにはどうすればいいのだろうと思ってしまいませんか?

私たちは自分に自信を持てない。自信のないことはよくないことだと思いがちです。

著ラス・ハリス

自信がなくても行動すれば自信はついてくる

では、自信を持つにはまずは『練習すること』からという明確な行動を示してくれていて、とても実践的な内容になっています。

そして、自信というゲームに勝つためには10個のルールが存在します。

自信のゲームで勝つためのルール

  • 1まず自信の行動せよ。そうすれば自信の感情は後からついてくる。
  • 2真の自信とは恐れもない状態ではない。それは恐れとの関係が変化した状態だ。
  • 3ネガティブ思考を持つのは正常なことだ。それと戦わず、脱フュージョンせよ。
  • 4セルフ・アクセプタンス(自己受容)は自尊心に勝る。
  • 5価値を絶対にするな。しかし、積極的に追い求めよ。
  • 6真の成功とは、自分の価値に沿って生きることだ。
  • 7成果にとらわれるな。プロセスに情熱を注げ
  • 8恐れと戦ってはいけない。それを受け入れ、仲良くなり、役立つことを方向に導こう。
  • 9失敗は苦痛だ。だが私たちが住んでそこから学ぶなら、それは偉大な教師になる。
  • 10最高の力を発揮するカギは、行動に完全集中することだ。

行動のルールを説明する前に、私たちが思っている自信の勘違いから解消していきます。

自信の神話

もっと自信が持てるまで、私は自分の目標を達成できない。力を最大限に出し切れない。やりたいことができない。自分の理想とする人間としての行動ができない。

P30

私たちは、行動を起こす前に自信を持たなければいかないというルールに縛られているのです。

実際は、自信がなくても行動は起こせるのです。しかし、なぜ私たちは行動を起こせないのでしょうか?

自信が持てない原因

  • 期待が大きすぎる
  • 自己評価が厳しい
  • 恐れに囚われている
  • 経験が不足している
  • スキルが不足している

期待が大きすぎる

完璧主義で全ての準備が整ってないと出来ない(そんな状況は一生こない)

自分はこれくらい出来なければならないと思っている。

自己評価が厳しい

もし、『何でこんなことも出来ないのか』とか『容姿が悪い』とか自分を責めてしまうことがあるとすれば、それは正常な状態である。ネガティブな感情を受け入れることが大切。

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恐れに囚われている

恐れを感じている事は悪いことでは無い。ただ、大きく捉えすぎると行動を抑えてしまう

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経験が不足している

やったことがない事は、自信がないと思うのは当たり前である。

スキルが不足している

自分の身の丈を超えたことをやるのに自信がないのは当たり前である。

自信が出るようにするにはどうすれば良いか?

1まず自信の行動せよ。そうすれば自信の感情は後からついてくる。

自信は後からついてくる

自信とは、2つの定義に分けることができます。

1つ目は確実感、確実であると言う感情。これが感情としての自信

2つ目は信頼、信用。これが行動としての自信

例えば、あなたが、脳の手術を受けるときに、手術する医者は一流の外科医だとします。その時に信頼、信用はされています。しかしあなたは確実に手術が成功すると思いますか?

つまり、確実感としての自信信頼の自信は分けなければなりません。

確実感の感情、つまり感情としての自信を持つには恐怖に勝たなければなりません

ぽこにゃん
ぽこにゃん

絶対にうまくいく事なんてないので、失敗の恐れに負けてはいけないですね。

恐怖に打ち勝つ自信のサイクル

  • スキルを磨く
  • 実際に試す
  • 結果を評価する
  • 必要ならやり方を変える

スキルを磨く

何かを習得しようとするときに不安や恐怖に自己否定を克服していく

実際に試す

スキルを磨いたとしても実践するところがなければ自信はつかない。ただ実際に使おうとするときの不安感、不快感を乗り越えなければいけない。

結果を評価する

自分でよかったところ、悪かったところを評価する。

[書評]突破力 メンタリストDaiGo 要約〜バイアス対処法

必要ならやり方を変える

悪かったところがあればやり方を変えることで成長する。これを著者は練習と表現しています。実際のところは、恐怖は消えることはありません。ただ、その関係を見直すことで私たちのエネルギーになってくれる。

書評 人生の勝算を要約 前田裕二が語る人生に大切な3つこと

2真の自信とは恐れもない状態ではない。それは恐れとの関係が変化した状態だ。

恐怖を感じることによって、人間のパフォーマンスは大きく向上します。

理由は、人間は快適な場所であるコンフォートゾーンから出ると恐怖を感じます闘争逃走反応が体から起こり、アドレナリンが出て体や脳の性能が向上します

闘争逃走反応というのは、例えば、人間がサーベルタイガーと直面したときに戦うか逃げるのに適した体になろうとする反応のことです。

つまり、人間の体は恐怖を感じることによって身体能力は大きく向上します。

ぽこにゃん
ぽこにゃん

恐怖に対する認識を変えることによって、付き合い方が大きく変えられますね。

次は、恐怖との付き合い方です。

3ネガティブ思考を持つのは正常なことだ。それと戦わず、脱フュージョンせよ。

脱フュージョン

フュージョンとは気持ちと思考が融合している状態。それを解き放つのが脱フュージョンのことである。

例えば、女の人をデートに誘うのは怖いと思っているとしたら、「私は女の人をデートに誘うのが怖い」と感じていることに気づいている

こうすることで、感じている事と思考を分けることによって感情に囚われないようにしている。

つまり、不安や恐怖を感じるときには『感情に気づいている』『感情を観察する』ことで距離を取ることが大切。

4セルフ・アクセプタンス(自己受容)は自尊心に勝る

セルフ・アクセプタンスとは自分の良いところや悪いところを否定せずに受け入れることです。

自尊心は良いものだと思われがちです。しかし、自尊心にはデメリットがあります。

  • エゴイスト(自己中)に見える
  • 人の意見を聞かない
  • 偏見がある

人格を評価するのではなく、行動を評価します。

例えば、自分の話し方を評価するときには、

✖︎自分の話はへたくそ

◯相手とお話しするときには相手の話を遮ってしまって、最後まで聞けないところが良くないです。

5価値を絶対にするな。しかし、積極的に追い求めよ。

価値を持っておくことで得られるメリットは

  • 目標に頑張れる
  • 目標の指針になる
  • 退屈を減らす

自分はこういう人間になりたいと思うことは、目標に向かって頑張れ、それ自体が楽しくなります。人間の価値観は歳を重ねるごとに変わっていきます。その価値観と向き合っていき、路線変更は大歓迎です。

定期的に価値観を見直すようにして下さい。

6真の成功とは、自分の価値に沿って生きることだ。

目標を達成したら私は成功者と思う人はデメリット4つある

  • 目標を未達成もある
  • プレッシャーがかかる
  • 未達成では自分に価値がないと思ってしまう
  • 目標達成しても満足感が得られない場合がある

目標を達成することで充実感を得られないことを覚悟して欲しいのです。成功とは自分がしたい事をなし遂げるための努力をし続けるということです。

ぽこにゃん
ぽこにゃん

私の価値観は自由を手に入れ、自分で時間をコントロール出来るようになる事です。何をしたいか(doing)?よりもどのような状態になりたいのか?(being)を価値観にした方が行動がいいですね。

ストレスを感じない目標設定の仕方 無理のない目標設定の方法

7成果にとらわれるな。プロセスに情熱を注げ

先ほど述べた目標を達成出来たとしてもデメリットはあります。

大事なのは結果ではなくプロセスを集中して楽しむことです。また、結果が出なくて諦めたり、止めようとしたりする時もきっとあるでしょう。それを否定せずに何度でも挑戦すればいいのです。

ぽこにゃん
ぽこにゃん

一度辞めても、それを学びにもう一度やればいいですよね。

ひすいこうたろう 名言セラピーから失敗から立ち直る、活かす方法

8恐れと戦ってはいけない。それを受け入れ、仲良くなり、役立つことを方向に導こう。

成長をする過程では必ず不快感や恐怖がついてきます。それを乗り越えるには『私は恐れを感じている。だけど、悪いことでは無い。』と受け入れる事です。逆に否定しようとすると、ネガティブな感情は増えてしまいます。

なぜ、ネガティブ感情が増大するかというと、人間は忘れたり、感情を変えることが苦手です。例えば、シロクマのことを考えないようにして下さい。と言っても、シロクマのことがチラついてしまいますよね。感情が自然に消えていくのを待つしかないのです。

もしくは、恐怖が目標を達成してくれたり、自信をつけてしてくれるのなら喜んで友達になります

不安やネガティブな感情を言い換えでポジティブにする対処法

ネガティブな感情を活かす方法〜「ネガティブな感情が成功を呼ぶ」

9失敗は苦痛だ。だが私たちが住んでそこから学ぶなら、それは偉大な教師になる。

失敗との関係を変える

失敗は日常茶飯事のことである

小さいことから大きなことまで数々失敗しているし、偉人たちも数々の失敗をしていることを忘れない。

失敗は正直なフィードバックである

失敗から学ぶことは多い。失敗したら学習機会がきたとしてむしろ喜ぼう。

ルール6の真の成功とは、自分の歩行に沿って生きることだ。で言えば成功。

練習の中で、失敗したことなど、むしろ練習を続けている時点で成功である。

失敗から立ち直る6つのステップ

  • 1役に立たない思考から逃げる
  • 2苦痛の感情に場所を作ってやる
  • 3言葉でも態度でも自分に優しく接する
  • 4うまくいった点を認めて、進歩した部分を評価する
  • 5学び、成長することに役立つ何かを見つける、
  • 6価値に従って行動することで自分の態度を明確にする

ネガティブな思考を脱フュージョンして、練習に集中して、終わったら何がよくて何が悪かったのか振り返り成長していくのです。

まとめ

  • 自分の価値観を知って練習せよ
  • ネガティブな感情を仲間にして力にせよ
  • 失敗から学び自分を受け入れプロセスに情熱を注げ

自信をつけて行動するためには恐怖とうまく付き合うことが必要だということですね。

私たちのネガティブな感情が消えることはありません。

もし、ネガティブな感情の付き合い方に興味がある方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

ネガティブな感情が成功を呼ぶ

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